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2011年01月14日

症例:頸肩腕症候群?・・・!

本日は 「頸肩腕症候群」と診断を受けた方 の症例を紹介します。


浜北区 50代 女性

当院初診の一週間前から左肩甲骨の上部から左上腕にかけて、時折電気が走るような痛み。

4日程して整形外科を受診。頸肩腕症候群との診断。

鎮痛薬を処方してもらい服用も、痛みは進行。

痛みに我慢できず、翌々日、再び整形外科を受診し注射による鎮痛処置。

痛みは一時的に軽快するも、不安は増す。

インターネットで当ブログをご覧になり、翌日にご来院。


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姿勢のチェックをすると、骨盤、肩、頭部の位置、脊柱側弯など歪みを確認。

左頸部の筋硬化。左棘下筋に圧痛。 左中斜角筋に圧痛が強い。

胸郭出口症候群の中の斜角筋症候群、過外転症候群、

もしくはこれらの複合型とみて、施術方針を決定。

ただ、肩や腕の位置変更や過緊張筋への接触による痛みのストレスが大きい為

スポーツ整体手技と特別な無痛筋緊張解除法を合わせて行い、

各筋の緊張を緩め、まずはこの強い痛みの軽減を目的とした施術を行う。

痛みの消失までには数日間隔で3~5回の施術が必要であろうことをお伝えし

初回の施術は終了。



2日後に2回目のご来院

一昨日より痛みのレベルはやや低下もビリッと来る痛みは日に何度かある。

棘下筋と腋窩後部、左頸部、胸部に圧痛があり左上腕にビリビリ響く。

初回同様に過緊張筋を中心にアプローチ。

左前・中斜角筋に柔軟性が出てきていることを確認。



3日後に3回目のご来院。

まだビリッと来る痛みは日に何度かある。

まず左各斜角筋に筋緊張解除法を施術。

本日は左胸部第2~第4肋骨部分に圧痛が強い為、

小胸筋・大胸筋に対する施術に重点を置く。

左頸部は前回よりさらに柔軟さが増す。

肩甲骨のずらしストレッチでは可動域は増してきている。



4日後に4回目のご来院

症状は急速に改善をしてきており、時折痺れるが痺れを忘れている時間がかなり多いとのこと。

3回目施術の翌日には明らかな痛みの軽減を実感。首の右屈曲も楽に。

左各斜角筋の柔軟性は更に増す。左胸部第2~第4肋骨部分の圧痛も減少。

ストレッチ矯正で可動域確認と歪み調整。



一週間の様子を見ていただくこととするも

4回目施術の2日後には痛みが完全に無くなったとのことで施術終了としましたあはは


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身体の歪みと筋硬化から斜角筋症候群過外転症候群が複合して

腕神経叢を圧迫し痛みが発生していた胸郭出口症候群の症例です。


臨床上では、胸郭出口症候群の各症候は、殆どがともに関連し合っている

ので総合的に診て、総合的な施術が必要になります。




*斜角筋症候群 :頸椎から第一肋骨に付着する前斜角筋と中斜角筋との隙間で
            この2つの筋が腕神経叢と鎖骨下動脈を圧迫することにより、
            頸部から上肢にかけての痛みや知覚異常、筋肉の萎縮、血行障害などを
            引き起こす症状。

*過外転症候群 :第二~第五肋骨から肩甲骨の烏口突起に走る小胸筋の下や第一肋骨と
            鎖骨の間で神経や血管が圧迫されると指先に血行障害、知覚障害が
            起こる症状。万歳をするように腕を挙げると圧迫が強まり、
            腕を頭よりも挙げた状態をしばらく続けた時などに発生しやすい。


首、肩、腕、手指にかけて、痛みやしびれ、だるさ、脱力感、冷たさなどの症状で、
病院での検査の結果、頸椎椎間板ヘルニアや変形性頸椎症などの頸椎の疾患、
腱鞘炎、胸郭出口症候群などの診断名がつき、分類される場合がありますが、
これらの症状に対して原因のつかめない場合
『頸肩腕症候群』として呼ばれることが多いようです。



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Posted by 浜松スポーツ整体 at 21:33 │体のこと

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